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株式会社 接遇コミュニケーション
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接遇という言葉は最近ではだいぶ浸透してきたと思います。
通常は「接遇」も「接客」も同じ意味で使うことが多いと思いますが、研修などの勉強の場ではあえて「接遇」と「接客」の違いを考えたりします。
私の場合はこのようにお伝えしています。
接遇は“遇する”という言葉が入っています。
遇するとは「もてなす」という意味です。
ですから、接遇はお客様や相手をもてなす、思いやる気持ちを持って応対することです。
接客は「客と接する」“接するだけでそこにおもてなしは入っていないため、これからは意識してお客様をもてなす接遇を実践いたしましょう”
これは接客業の方だけではなく、どのような職業の方に対してもあてはまるものだと思います。
そして仕事だけではなくプライベートにおいても大切な考え方と言えます。
人との出会いは一期一会のものから、その出会いによって人生までもが変わってしまうくらい影響がある出会いもあります。
その出会いや瞬間を気持ちの良いものにするのも、気分の悪いものにするのも接遇が大きく関わっています。
最近、悲しいのが同じマンションの住人がエレベーターに乗り合わせても挨拶もない、エレベーターの中では携帯を見ていて、他の人の出入りにはおかまいなし・・・というような瞬間に出合うことが多くあります。
居心地の悪さを感じている人もいるし、感じることができない人もいるようです。
居心地の悪さを感じることができない人は「接遇力がない人」と言えるでしょう。
人はそのような人と一緒にいると居心地が悪いために、積極的に一緒にいようとはしません。だんだんとその人の周りには人が寄り付かなくなってしまうでしょう。
そして接遇ができる人は、一緒にいると居心地がいいので人が寄ってきます。
相乗効果で、ますます良い関係が形成されます。
「自分はお客様と良い関係がつくれない」「職場で人間関係がつくれない」「彼氏や彼女ができない」と思うようなことがあったら、まずは接遇を感じることから始めてみましょう。
感じることができればあとはそう難しくはありません。
あとは自らの意思でもって接遇を実践しましょう。
(2012年12月 近代消防社)
(2011年 一般社団法人日本監督士協会 発行)